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Logo Design by FlamingText.com 『KANO 1931海の向こうの甲子園』を読んで:漫画×高校野球:So-netブログ
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『KANO 1931海の向こうの甲子園』を読んで [漫画×高校野球]

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KANO 1931海の向こうの甲子園
【あらすじ】
1920年代、台湾代表として全国中等学校優勝野球大会
(現在の全国高等学校野球選手権大会)へ出場するのは、
台北の3校台北一中・台北商業・台北工業ばかりであった。
また、この3校はいずれも日本人のみで構成されたチームであった。
(これは当時の台湾で野球をするのはもっぱら日本人であったためである)
一方、日本人・漢人・蕃人の3民族混成のチームである
嘉義農林学校野球部は当時連敗続きであったが、
新任監督として迎えられた名門・松山商業出身の
近藤兵太郎によるスパルタ式訓練により、
部員たちの心には徐々に甲子園出場への夢が芽生えていった。
【感想】
何よりもこの話が実話であるということに驚いた。
それまでに1勝もしたことがないチームが、
台湾全島大会を制して甲子園に行くなんて
ただの夢物語に過ぎないはずである。
だが、これは事実だ。
こんなことが起きるから、高校野球は何十年も人気があるのだろう。
どんなドラマよりもドラマティック。
だからこそ「目指せ甲子園」を掲げた物語は受け入れられるのだ。
こんなドラマが起こるかも?という期待が我々読者の胸にあるから…
そしてそれを実現するチームがあるから…
奇跡なのか?必然なのか?
それはわからない。
でも夢をあきらめずに努力したことは事実だ。
大正~昭和~平成と『甲子園』は色褪せない。

また、本編はもちろんだが、巻末の解説が興味深いし
ここを読んでから再読するとまた違う見方ができる。
舞台となる1931年は満州事変の起こった年である。
甲子園大会は8月に行われるので、この翌月の出来事である。
そしてあの戦争へと時代は突き進んでいくのだ。

映画のための予備知識として読んでみるのもいいだろうし、
読んでから興味があったら映画を観るのもいいだろう。
ノベライズ版も発売予定である。

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