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タイブレークについて考える~漫画×高校野球⑥~ [漫画×高校野球]

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過日、高校野球の『タイブレーク制』についての提案内容が決定された。













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3月20日の全国理事会で決定すれば、それぞれの大会で採用される事となる。
その内容としては
『硬式、軟式ともに状況は無死一、二塁で、打順は選択制とする。』
*4番打者から始めた場合は、二塁走者は2番、一塁走者は3番打者となる。
 『硬式は今春の地区大会での導入が決定しており、
延長10回か13回から始めることを各地区で選択する。』
 『軟式は、今夏(2015年)の選手権大会で
同13回からタイブレーク方式導入を提案する。』
*ただし硬式、軟式ともに決勝は同方式を採用せず、
  延長15回で引き分けた場合は原則翌日に再試合を行う。
きっかけとなったのは2014年センバツでの桐生第一対広島新庄戦。
延長15回引き分け再試合になり、雨天順延もあり休養日が消滅した。
そのためこの試合の勝利チームは、決勝まで最大5連戦を戦う可能性が出たのである。
そしてさらに同年8月の軟式の全国選手権準決勝。
中京と崇徳が4日間で延長50回を戦った。
球児の、特に連投を続ける投手のケガや体調への考慮から
タイブレークを含む、延長戦のあり方についての議論に火がついた。

取り返しのつかない事故、ケガが起きないようにとの配慮である。
そのための措置である。
しかし・・・『決勝では採用しない』
・・・それって結局、日程をスムーズに消化させるためなんじゃ?
ケガの危険性は決勝でも準決勝でも何回戦でも同じでしょ?
『決勝は最後の試合だからOK』ってわけにはいかんでしょ?

何よりも、延長に入った途端(たとえ13回からだとしても)
無死一、二塁の場面を押し付けられる。
それまで相手打線を抑えていたとしても、
いきなりピンチを背負う投手。
攻撃側は一番得点の入りやすそうな打順から始めるのは当然。
相手の主軸の前にはランナーを出さないようにと
苦心したのも水の泡。
送りバントで一死二、三塁ともなれば
ワイルドピッチ、パスボール、スクイズ、犠牲フライ・・・
こうなると、たとえ下位打線でも気を抜けなくなります。
サヨナラ負けのピンチを背負う投手にかかる
精神的な負担はいかほどでしょうか?
しかも選手権大会ともなればなおさらです。
勝っても負けても心身ともに疲弊しきってしまうのは明らかです。
そんな状態で翌日のマウンドに立てば、
結局思わぬケガを引き起こすのでは?と心配です。
それでは「投手をケガから守る」という目的は果たせるのでしょうか?

珠数制限、投球回数制限、投手複数制などもいわれていますが、
部員数の多くない公立校等では対応できないでしょう。
会場使用上の問題で日程を期日までに
消化しなけらばならないのもわかります。
でも、このタイブレーク制導入は
『大人が大人の事情を最優先しながら
それでも高校生を慮っている体で採用しますよ』って感じがすごくするのです。
球児の体を気遣うことを最優先するのなら
もっと違う方法はないものか?
あまりにも性急に結論を急ぎすぎていないか?
まずは球児の側に立って考えて欲しいと
一高校野球ファンとして思うのです。

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